日本の伝統工芸・漆器 うるし工房 錦壽(山岸厚夫)
 
 
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山岸厚夫
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作り手・山岸厚夫

 錦壽 木製漆器の特徴


私が20年程前に個展をした時、ピカッと光沢のある漆器をつくっており、並べていました。
お客様のほとんどが、入り口に入られてすぐに、手入れは?、どんな布を使って?など とにかく扱いの質問をするばかりで、器の形や価格を見るのは二番目でした。

   昔、ジーパンを洗ったように
私はもっと、気楽に使える漆器を作りたいと考えました。
最初、きれいな面にキズが付くのがコワイのだから、昔、新品のジーパンを洗ったように、何年も使ったような、すりへった雰囲気を作れば良いと思いつきました。

丈夫で使いやすい漆器を作り始めて、20年になりますが、キズがつきにくく、また目立たなくて使いやすいと全国で好評を頂いております。
又、使って頂いて良かったら、ぜひギフトにも利用して頂きたいと思います。

   錦壽は、品質に自信があります

うるしの実
錦壽の商品は全商品、木固めしております。
木固めというのは、木地に直接、生うるしを塗り、吸い込ませることです。

木地に下地(漆に地の粉やとの粉を混合して塗る)をぬる前に木固めをすると下地の密着がよく、はげにくく丈夫になります。

作り手としては沢山、漆が入って、原価は高くなります。でも私が漆器の丈夫さを研究した時、この木固めは絶対すべきだとの結論に達し、木製の全部の器や鉢、膳などこの工程をしております。

この後何回も塗り重ねしますが、最初のこの木固めが最重要と私は考えています。

   朱の色は次第に明るくなる
漆は漆の木からとれる樹液であり、生きています 塗りあがり、乾いて固まった後も呼吸し続けており いつまでも変化します。
朱の色は変化が著しく、最初仕上がった時は黒っぽい朱です それが、空気にふれ、光により朱色がドンドン明るくなります。
そして、堅くなっていきます。

仕上がったばかりの器(左)と長年使用した器(右)
使い込むほどに艶を増し、 漆器の味が出てきます。

友達が使っているのを見て注文され,送ると色が黒っぽいと言われます。

漆に似せた塗料の場合,色は変化しません,劣化していくのみです。
うるしは使えば使うほど味が出てきます。
朱色が明るくなるについても、深いツヤになってきて、もう手放せなく なります。

   漆は生きています

うるしの花
根来塗りの方は使っていて、朱漆が磨り減って黒の部分が多くなってきます。
曙塗りの方は使っていて、黒漆が磨り減って朱の部分が多くなってきます。
どちらの塗りも使えば使うほど変化します。(漆が生きている証拠ですね)
とにかく、私のものを一つでも、使ってみて下さい。または持っている人に 聞いてみてください。体験談があると思います。


有限会社 錦壽
(ゆうげんがいしゃ きんじゅ)


〒916-1232
福井県鯖江市寺中町21-2-1
TEL:0778-65-3001 FAX:0778-65-2490
店舗運営責任者:山岸厚夫


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