日本の伝統工芸・漆器 うるし工房 錦壽(山岸厚夫)
 
 
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山岸厚夫
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作り手・山岸厚夫

 私どもの漆器の扱い方


全国各地で個展させていただきましたが、どこでも言われる事は・・・

「扱いが大変だ!」

「どのように手入れをすればいいのか?」

「はげた時は修理してくれるか?」
ということでした。 みなさん「漆器」に対して、ご不安が先にあるようですね。

そんな、みなさんのご不明な点や不安におこたえします。

   もっと気軽に・・・

私はまず漆器を気楽に使う事から始めなくてはと思いました。
もちろん本当は大事に大事に使うのがいいし、長持ちします。でも漆器を使わない人口が増えては残念ですので、使える漆器を作ってみました。

塗りあがったものを研いで、使ったような雰囲気をつくりました。でも、うるしを十分染み込ませてあるので丈夫です。

   毎日のお手入れは

毎日使う漆器は陶器を洗うのと同じでいいです。スポンジで、油ものを使った時は洗剤を使ってもいいです。
後で布きんで水気を取ると長持ちしますが、完全に水気をとらなくてもいいです。拭いた後、少々濡れていてもいいです。


忙しかったら、布きんでふき取る事もしなくて良いです。茶碗をかごに伏せて置くように、お椀の洗いざらしを伏せておいてもいいです。
(時間があったら、軽く布きんで水気をとっておいて下さい、椀は長持ちします)

よく漆器の取り扱い方で完全に水気を取って下さいと書いてあるのは、正月のみ使うような器で一年間使わない場合の片付け方です。


毎日使うものはそんなに気にしなくていいです。また、なるべく箱などにしまわないで、食器棚に飾って置いた方が漆器にはいいです。なにしろ呼吸していますから。

乱暴に使って下さいと言っているのではなく、あまりにも漆器の取り扱いにこわがっている方が多いので、私なりの使い方を説明しました。 


   絶対してはいけないことは・・・・

電子レンジ
に入れる事とオーブンに入れる事です。お気をつけ下さい。

   長もちさせるためのよい使い方は

一番最初に100℃の湯を入れると、椀もびっくりします。変色、割れやすくなります。
自動車でも新車は、「慣らし運転」をするように、徐々になじませていく使い方がいいと思います。

木の器は生きています。大事に使うと長持ちします。慣れてきたら、味噌汁など100℃に近い熱さでも結構大丈夫ですよ。しかし、ポットの湯や沸騰した湯をイッキに入れるのは避けましょう。

   とにかく使ってみてください


とにかく、ドンドン使ってみてください。

修理も承りますのでご連絡ください。(1年間の保証付き)




有限会社 錦壽
(ゆうげんがいしゃ きんじゅ)


〒916-1232
福井県鯖江市寺中町21-2-1
TEL:0778-65-3001 FAX:0778-65-2490
店舗運営責任者:山岸厚夫


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