日本の伝統工芸・漆器 うるし工房 錦壽(山岸厚夫)
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山岸厚夫
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週刊NY生活 NO.87  2005年10月15日 土曜日

NY生活プレス社 

   
   
   週刊NY生活 NO.87(週刊)表紙です
加山雄三さんの記事の裏面に山岸が紹介されてます

※ニューヨーク、ニュージャージー在住日本人の方向けの新聞です。
掲載内容

『顔』コーナー

福井県の漆作家 山岸厚夫

現代漆に挑戦する

 福井県の漆作家、山岸厚夫さんが、ニューヨークの和食器と厨房用品を扱う専門店「KORIN」で漆の実演を7日から12日まで行なった。福井県に5代伝わる漆芸を伝えながらも、同氏の作風は、従来の漆器とは大きく異なる。漆といえが、キズがつく、手入れが難しいということをまずイメージしてしまうが、絢麗な面にキズがつくのが恐いなら最初からキズをつけてみたらどうだろう、とう逆転の発想から生まれたのがこの人のデザインだ。

 それは、新品のジーパンを洗ったように、ストーンウオッシュとまではいかないまでも、使い込んだ味のある雰囲気を出すことにつながった。ぺーパーで擦って細かなキズが出来たところに漆を塗り込む。表面はつるつるだが、凹んだところに漆が詰まっているのでキズが付きにくい。その原形は、もともと根来塗という名称で有名だが、同氏が作るのは、ふだんから茶わんと同じにじゃぶじゃぶと使いたいという使う側の視点に立って、自分の作りたいものを作った、その結果生まれたものがこの根来塗だ。

 1951年福井県出身、69年に武生商葉高校を卒業後、実家である「河和田漆器」の道を歩み、先代より塗の技術を学ぶ。以後修業に励むと共に伝統の河和田塗りに現代感覚を取り入れた新しさに挑戦し、創作活動を続けている。「見えるところはハゲでも、見えないところを重点的に手を入れているのがオレの美学かなあ」。今年は今回のKORINでの実演展示即売だけでな
く、春にはギャラリー・ミチで、6月には寿司田ギャラリーでも開催している。11月28日から12月17日までは、フエリッシモ・デザィン・ハウスでも展示と、NYで発表の機会に恵まれている。

「18歳からやってきたことを土台にして、自分の世界を造る、オレ自身の内部を見つめるための挑戦かな。」



 


有限会社 錦壽
(ゆうげんがいしゃ きんじゅ)


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