漆器の使い始めの説明書
【漆のにおいが強すぎる場合は?】
食器棚へ入れたままにしたり、包み紙をとった状態でジャマにならない所に放置して置いて下さい。1〜3日で匂いが少なくなると思いますので、次に、ぬるま湯で洗って下さい。台所洗剤をスポンジ(やわらかい面)につけて洗ってもいいです。
昔からの言い伝えでは米びつの中に入れておく、米の研ぎ汁で洗うのも効果があります。
それでも匂いが気になる場合、まだ料理は盛らないで、使ったときと同じように水、又は湯に(ヤケドしない温度)に数分間漬けておき、そして洗って下さい。すぐ水気をふき取らないで、ぬれたまま放置しておくと、水分の蒸発と共ににおいも徐々に抜けてゆきます。安心できるにおいの状態になってから盛り付けして下さい。
【漆器を最初に使う時の注意!】
荷物が着いて、開いてすぐ高温(100℃近くの温度)につけたり、高温で洗わないで下さい。時々、器の殺菌と考え、100℃をかける方がおられるようです。しかし器が宅配便の中の温度になっています。それが暖かい部屋に入って、いきなり高温の湯が入りますと、木製の場合、ピシッと一瞬でヒビが入る場合があります。しばらく部屋の中に器を箱から出しておき、器が室温と同じぐらいに自然となってから、洗ったり、使用して下さい。木製品に熱いものを入れてお使いになるとき、最初はぬるめのお湯を入れて、しばらくしたらもう少し熱めのお湯と入れ替えて、またしばらくしたら熱いお湯を入れる、というように徐々にお椀の温度を上げていってくだい。
【私共の漆器は一個一個、手で塗っています。】
スプレー塗装とは異なり、刷毛のあとや、天然の漆使用のため、季節などによって色合いが多少異なることがありますが、生きている器とお考え下さい。使っている間に次第に明るい色になっていき、艶も使い込んだ艶になっていきます。
※漆塗りの商品に限ります。ウレタン塗装の場合は艶があがるといった変化はおこりません。
【毎日の手入れの仕方は?】
陶器やガラスのコップを洗うのと同じでいいです。ただスポンジのざらざらした面では洗わないようにして下さい。また食器洗浄機でのご使用はご遠慮下さい。※食器洗浄対応品と商品ページに記載があるものは含まれません。
ふきあげの事ですが、丈夫で少しでも長持ちさせたい、いい艶に変化させたいと思われる方は柔らかい布きんで水気を拭くことをオススメします。しかし忙しいときなどは洗って茶碗カゴなどに伏せて置くだけでもいいです。
◆◇◆ 注意事項! ◆◇◆
【塗料や漆でかぶれる場合もございます】
体質によりごくまれに、塗料や漆でかぶれる事がありますが、その場合は漆器の使用をやめて皮膚科の医師にご相談下さい。
【電子レンジ、オーブン、食器洗浄機の使用は禁止です】
「食器洗浄機対応の漆器」の場合は洗浄機はもちろん食器乾燥機の使用も可能です。しかし強い衝撃を与えると割れたり剥げる恐れがありますのでご注意下さい。
【金属のカトラリー等のご使用はキズの原因になります】
金属フォーク等、金属のカトラリーはキズの原因になり、また漆が剥げる原因になりますのでご使用を控えてください。フォーク等のカトラリーを使用される場合は木製のものをご使用ください。
※上記取り扱い説明書について分からないことがございましたらお電話(0778-65-3001)又はメール(info@urushi.com)でお知らせ下さい。
■保証について■
商品をご使用後、1年以内にヒビや割れ、漆が剥げる等の不具合が生じた場合は、無償で修理または新品と交換させて頂きますので遠慮なくご連絡下さい。 又、購入後1年以上経過した場合でも、修理は受け付けておりますのでご連絡下さい。修理代金につきましては、商品をお送り頂き、当店で現物を確認した上で、お見積もりさせて頂きます。なおその際の送料はお客様負担となりますのでご了承下さい。
※お客様の過失、又はお取り扱い方法やご利用方法が適切でなかった場合は1年以内でも修理代金を請求させて頂きます。
また、商品によっては保障対象外の商品もありますので、ご注意下さい。
■修理などのお問い合わせ連絡先■
〒916-1232 福井県鯖江市寺中町21-2-1
うるし工房 錦壽
TEL0778-65-3001 FAX0778-65-2490
担当:山岸 芳次 メールはこちらまで ⇒ info@urushi.com
お電話は、【平日 月〜金曜日 朝10時〜夕方6時】まで受け付けております。