うるし工房と製作工程(3/5ページ)

木地を挽いているところです 木固め(きがため)
 
これは木地に生漆(漆の木から採った、そのままの漆)を染み込ませます。
これによって、木そのものが固く強くなります。
そして、次の下地の塗りの密着が良くなります。
木固めといって、生漆を木地に塗って吸い込ませています。これにより、次の工程の下地の密着がよくなりますし、木地に漆を吸い込ませることにより、割れにくく、はげにくくなります これは盆を木固めして乾いている様子です。

この木に漆が自然に吸いこんだ感じが私は好きです。
木固めや拭き漆の様子です。
最初に木地に漆を塗るのですが、半透明の漆ですので、写真のように塗った後でも、木の肌が見えます。拭き漆のみで仕上げる場合は何回もこのような
作業を乾いてはする、そして又乾いては塗るというようにです。
下地の工程です。
生漆に地の粉(土を焼いて粉にしたもの)や
との粉(漆になじむ土)を混ぜて、塗ります。
これは汁椀など水気のものを木地に吸いこむのをふせぐ役割をします。
この下地も地の粉やとの粉の混入具合で、色々変わります。当社ではなるべく漆の量を増やして、より
丈夫な器づくりを目指しています。
下地で裏面を塗っています

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